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大韓民国

研修先 忠清大学校
期 間 8月下旬から約4か月(後期)

忠清大学校への短期留学感想文:経営学部経営学科 関口 樺純

韓国の清州市にある忠清大学校に約4か月間、留学をしました。私は元々韓国の文化や人柄、街並みが好きで韓国語の勉強をしていました。自分の語学力を上げるため、また、将来のヒントを見つけるため留学を決意しました。

忠清大学校を選択したのは、日本語通訳学科とホテル・バリスタ学科の両方を専攻することができたからです。忠清大学校は清州の都市部までバスで1時間の距離に位置し、また学校前にはスーパーやコンビニ、カフェ、飲食店などがたくさん並んでいたため、生活する上で不便を感じることはありませんでした。日本語通訳学科では、意訳の難しさ、韓国人が苦手とする日本語の発音、韓国語らしい表現の仕方など、学ぶことが多くありました。また、学生の皆さんは日本に関心のある方々ばかりだったこともあり、積極的に声をかけてくださったので、数えきれないほどの友達できました。ホテル・バリスタ学科では、ホテルで使う実践的な英語の授業と、コーヒーの抽出方法を学ぶバリスタの授業を受けました。特にコーヒーの抽出に興味を持ったため、帰国後も勉強を続けることにしました。この学科は、日本語通訳学科とは異なり、学科の方から声をかけてくれることは無く、しばらくの間は中国人留学生と一緒に授業を受けていたのですが、少しずつ話しかけられる人ができてくると、周りの子も会話に入ってきてくれ、留学生活の最後の方には仲良くなることができました。もっと早く仲良くなっていればと後悔したと同時に、自分から声をかける大切さも学びました。


私が留学生活で学んだことはたくさんあります。まず、当たり前のことですが、現地で暮らすからといって現地の言葉が喋れるようになるわけではないということです。これは時々勘違いされている方がいらっしゃいますが、現地の生活で喋れるようになった方は、きちんと勉強をしていて、周りの音を聞くだけで喋れるようになるわけがありません。何らかの努力をしているということに改めて気が付きました。次に、自分の苦手とすること、足りないところに気づくということの大切さです。私は今回、韓国語に限らず、自分の性格についても至らない点を知り、またそれを克服するための努力もしました。その結果、帰国後も付き合える友達を作ることができました。そして、対人への理解も深まりました。私は運がいいことに他の3か国の留学生とも友達になることができ、本当に様々な「人」がいるのだということに気づきました。それぞれの国の文化の違いがあるのはもちろんのこと、その中にも性格の違いが当然あるということ、いろんな人と関わっていくうちに、偏見に縛られないようにしよう思いました。最後に、様々な国の人を見ていて、日本の社交性や考え方、協調性の狭さについても気づきました。韓国では、スキンシップの方法も違い、気づけば友達になっていて、一人ぼっちでご飯を食べさせません。また、さみしいことがあれば最後まで面倒を見てくれます。私は忠清大学校で、たくさんの温かさと優しさをもらいました。


留学というのは、自分で考えていたよりも大変で、楽しい反面、言葉の壁や文化の違いのせいでストレスに感じたことも多くありました。それは実際に経験しなければわからないことだと思います。それでも、留学経験のある友達が理解してくれてずっと一緒にいてくれたことで放り出さずに諦めずに生活することができました。ここで会った友達や先生方は私にとって、とても大切で、これらの経験は大きな財産です。私は留学を通して、普段の旅行、短期語学留学では見られなかった韓国を知ることができました。

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