Faculty Members教員紹介
田中 勝次 教授

学部学科 | 経済学部・経済学科 |
---|---|
研究分野 | 国際通貨のサーチ理論的アプローチ 国際通貨としての中国人民元に必要な条件 |
担当科目 | 国際金融論 開発金融論 国際経済政策 |
研究テーマ | 国際通貨システムを決済システム面から理論的に考察 |
オフィスアワー | 水 12:20〜13:10 |
Message
私たちには、自由に使える時間が限られているだけに、何でもかんでも体験することはできませんが、模擬体験を行うことは可能です。そのために有益なものの一つが本を読むことです。
経済学を学ぼうとする皆さんにお薦めするのが、城山三郎著の『小説 日本銀行』(角川書店)です。その一説にある「同じ穴ばかりを掘っていると、自分が成長している中では、身動きが取れなく押しつぶされてしまう」という蟹の揶揄の箇所を見つけてみませんか。見つけることができれば、次は、城山三郎のその他の作品を読破し、できれば全作品に挑戦してください。就活のとき、あなたを助けてくれるはずですから。しかし、その他の作者を見つけて読むことも大切です。
ゼミ授業紹介
グローバル化の下でのおカネの動きを理解するためには、氷山をイメージする必要があります。氷山の実態は、海面下にある氷塊なのです。おカネは低い方から高い方に向かって流れますが、時として、逆流し実体経済に深刻な影響を及ぼすことがあります。
おカネは、現在と将来の橋渡し役であり、情報の問題や将来の不確実性といった問題に加えて、取引における支払(決済)が完了しておく必要があります。対外的な決済において現金の送金なしで完結するメカニズムが「外国為替」と呼ばれています。そこで、「国際金融論」では外国為替の分析を中心に学んでいます。また、先進国と発展途上国との間のおカネの動きを分析するのが「開発金融論」です。
