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大韓民国

研修先 祥明大学校
期 間 8月下旬から4か月

祥明大学校への短期留学感想文

経済学部経済学科 柳原 鈴香

私は8月末から12月末までの4か月間、韓国の祥明大学に留学しました。韓国への留学は高校生の頃からの目標であり夢でした。そして昨年「日韓大学生未来フォーラム」に参加したことをきっかけに、更に韓国の文化や経済に関心が高まり、今回留学を決意しました。

私は韓国を訪れるのが今回で3回目だったのですが、韓国語がそれほど話せる訳ではなく、独学で身に付けた初級レベルの韓国語力だけを持って留学に挑みました。正直、もう少し勉強しておけば韓国の方々とある程度コミュニケーションを取ることができて、より充実した留学生活を送れたのかなと少し後悔しています。祥明大学の他の留学生は皆さん韓国語が大変上手く、私も追いつけるよう人一倍努力しようと日々の予習・復習を怠りませんでした。

韓国語や韓国文化についての授業を履修していたのですが、その中で特に注力したのが日本の流行語を学ぶ「文化トレンド日本語」という授業です。日本語なら簡単そうな気がしますが、この授業が最も難しく、テスト勉強においても最も時間を費やしました。授業はほとんど日本語で進行されるのですが、日本人留学生は日本語の論文やニュース記事の一部をその場ですぐに韓国語訳しなければならず、大変苦戦しました。しかし、諦めずに復習を続け、日本語が話せる韓国人学生に助けてもらいながら受講していると、日常会話で使えるものから論文で使われるような難しいものまで、様々なフレーズや単語を身に付ける事ができました。留学に行く前と比較すると、相手の話す内容をある程度正確に聞き取りスムーズな会話ができるまでに成長したと思います。

私が韓国での大学生活の中で大変驚いた事が1つあります。それはテスト期間中における韓国人学生の勉強への熱心さです。韓国の大学はテスト期間中、学内の図書館や自習室が24時間開放されるのですが、夜10時頃に勉強に集中したくて大学へ行ってみると、自習室はほぼ満席でした。そこで勉強していた学生たちは、最終バスの時間である深夜12時~1時くらいまで勉強しており、日本では有り得ない光景でした。さらに驚いたのは、深夜に大学に来て仮眠を取りつつ勉強して一晩過ごし、次の日家に帰らずそのまま学校でテストを受けるような韓国人学生も多くいた事です。韓国における勉強文化の素晴らしさを身をもって実感することができました。このような勉強熱心な韓国の学生を見習って、私も一生懸命テスト勉強に励むことができ良い経験となりました。

4か月間の留学生活を通して、私は韓国語力に限らず様々な面で成長できたと思います。環境変化に非常に弱かったのですが強くなれたし、日本とは全く異なる他国の文化を知って受け入れる事もできるようになったし、寮のメンバーとは英語で話す事がほとんどだったので英語力も向上させることができました。また韓国という異国の地で4カ月間過ごした事で、韓国の良いところを知れたと同時に、日本の良さも改めて実感することができました。高校生の頃からの韓国留学という大きな夢を果たす事ができて、さらには貴重な経験が沢山できて、本当に良かったです。この留学で身に付けた知識や経験を、今後の人生に活かしていきたいです。

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