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中華人民共和国(総合中国語:2単位)

研修先 大連外国語大学
期 間 8月上旬から10日間(前期)

2018年度中国語学研修 参加者の声:坪井 佑樹さん

坪井 佑樹さん

今回訪れた中国が、私にとっての初海外になりました。「初級中国語Ⅰ」を受講していたこともあり、実際に中国を訪れ、本場の中国語に触れてみたいとの思いから参加しました。初めての海外ということで少々不安がありましたが、大連外大の学生ボランティアの皆さんが明るく歓迎してくれたので、楽しい研修生活を送ることができました。
中国で感じた日本との違いで、私が印象に残っていることは二つあります。一つ目は、食文化の違いです。日本では一人分の料理が提供されることが大半ですが、中国では円卓に置かれた料理を各自でお皿に取ることが一般的な食事風景でした。円卓を回す時や料理を取る時などの円卓ならではの気遣いは、日本ではなかなか体験できないなと感じました。ですが、学生ボランティアの方が「みんなで揃って円卓を囲むように、中国では食事の時間を大切にしています。」と教えてくださり、家族団らんやコミュニケーションを大切にしている点は日本と変わらないということがわかりました。
ただ、食事の際に気になったことが廃棄食品の問題です。日本にいる時に比べて、卓上のお皿(料理)を片付ける場面を目にすることが多かったために、「もったいない」と感じることが多々あったのかもしれません。この研修を通して、廃棄食品問題は中国に限らず、日本においても解決に向けて取り組むべき課題の一つであると再認識することができました。

坪井 佑樹さん

二つ目は、安全検査を行っている場所の違いです。中国では空港のほかにも、鉄道や各観光名所でも安全検査が行われています。このように、安全検査の設置箇所は日本よりもはるかに沢山ありました。鉄道や多くの観光客が訪れる観光地では、入場口の混雑を引き起こす原因になってしまっていましたが、安全を最優先に考えるとやむを得ないことだと思いました。
日本で安全検査が行われている場所は、空港くらいしか思い浮かびません。鉄道の改札などで混雑しないメリットはありますが、近年では新幹線内で事件が起きるなど、やはり安全面の確保には至らないデメリットがあります。2年後には東京オリンピックの開催もあり、多くの外国人の来日が予想されます。オリンピックがあるからという理由だけではなく、日本も中国のように、日常的な安全強化を図っていく必要があると感じました。
今回の中国語学研修に参加して、中国の観光地や文化を体験したり、学生ボランティアの方と会話をしたりする中で、中国という国を理解することができました。それと同時に、今後も中国語の勉強を続けていきたいという思いが強くなりました。また、日本のアニメなど、日本の話題の時に私が知らないことがあったので、日本についても学び直したいと思いました。外国の方と交流する時は、相手の国のことを知るだけではなく、日本について紹介できることも大切だと思いました。

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