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中華人民共和国(総合中国語:2単位)

研修先 大連外国語大学
期 間 8月上旬から10日間(前期)

中国語学研修感想文:経営学部経営学科 前川 友紀

私が中国語学研修に行って思ったこと、感じたことは5つある。
一つ目は、日本と比べて交通量がとても多いことだ。どの人も外国車に乗っていたのが印象的だった。ガイドの方によると、外国車に乗るのは自分の身分や権威を示すためだそうだ。
日本ではあまりそういうのはなく、軽自動車に乗っている人が多いが、一台も乗っている人を見なかったので驚いた。二つ目は、中華料理だ。日本で食べていた中華料理とは味も量も全く違った。中国では、料理を残すのが普通で、食べきれない量の料理が出てくる。日本では食べきるのが普通なので、その点も違った文化だと感じた。これは、もてなす側ともてなされる側の考え方が国ごとで変わっているからだと考えた。三つ目は、世界遺産等の古い建築物などだ。故宮博物院、万里の長城、天壇をはじめとする建築物を見た。細部が細かく、柄にもそれぞれ意味があり、見た目も壮大であり、優美でもあった。その中でも故宮博物院か印象的だった。私は、宝物が大切であると思っていたが実際は、建物自体が宝であった。このことにとても驚いたが、細やかな作り、美しさに皆が感動するその景色は、まさに宝だと感じた。四つ目は、文化体験だ。武術体験では、太極拳が最も心に残っている。体をリラックスさせ、ゆっくりとしたしなやかな動作は竜を連想させるようであった。やってみると手の動き、力の抜き加減が難しく先生のように美しく出来なかった。紙切り体験では、切り絵のようにカッターを使うと思っていたが、先端がとがった特殊なハサミを使った。中の模様は、ハサミの先端を刺して切っていった。初めてだったが、動物などきれいに切れて良かった。先生の作品はとても細かかったり、立体の物であったり一種の芸術作品のようだった。書道体験では、日本で習ったことよりも詳しい書き方や歴史を学んだ。力の抜き加減など気にしてなかったので横一の字を書くのでさえ難しく感じた。今回、本当の書道を初めて習ったと思う。中国文化に触れ、日本とは違う美しさを知ることが出来た。五つ目は、中国語講座だ。自己紹介や一、不の拼音の変化の仕方、中国、日本のシンボルの中国語での言い方や短い文を作ったりした。当初は、簡単な中国語しか分からなかったので、ボランティアの方に手伝ってもらいながら文を書いた。初めて自分が思ったことを文に出来たので嬉しかった。まだまだ中国語は分からないことが多いので、この講座をはじめとして、もっと中国語を学びたいと強く思う。

私は、中国語学研修を通して、実際に中国に行き光景を見て、人と触れ合うことで自分が思っていた中国や中国に対する印象が変わった。この事は、私にとって新たな発見を得る機会となり、とても良い経験になった。ガイドの方をはじめとし、ボランティアの方や、先生方など多くの方が親切で笑顔が素敵だった。テレビで見ることをすべて信じるのではなく、自分で見たこと、感じたこと、人との触れ合いで得ることの方が大切だと実感させられた。私が感じた中国は、美しい景色、文化、考え方や優しい人が多い国だ。今回、有意義な十日間を過ごすことが出来、中国のことをもっと知りたいと思った。今後、中国の方ともっと触れ合うために自主的に中国語を学びたい。


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