1. TOP
  2. キャンパスライフ
  3. 海外留学制度
  4. 中華人民共和国(総合中国語:2単位)

中華人民共和国(総合中国語:2単位)

研修先 大連外国語大学
期 間 8月上旬から10日間(前期)

中国語学研修感想文:経営学部経営学科  山村列央

今回の中国語学研修は11日間という短い期間でしたが中国での生活や体験、学習を通すことで実際の中国を自身の目や肌で感じることができました。最初の3日間は北京で過ごしました。移動中のバスの中から見える北京の町並みは大きなビルや建物が多く想像していたよりも都会的でした。車も多く割り込みや追い抜きが激しかったので何度もぶつかるんじゃないのかとヒヤヒヤしたのをよく覚えています。ガイドさんいわく中国では勇気が優先だそうです。

万里の長城や天安門広場など多くの観光地を巡ったのですが、どの場所でも入る前に持ち物検査やパスポートの確認がありました。日本では観光地に入るときに身分証明書を提示することがないので中国のセキュリティの厳しさには驚きましたがそれだけ国にとって重要なものであるんだと実感しました。万里の長城は生憎の天気でそれだけが唯一残念でした。

中国で生活した中で一番不便だなと感じたのは水関係のことです。中国では水道水が飲めないのは有名ですがトイレに紙を流すこともできないのは衝撃的でした。中国では冷たいものはおなかを壊す、体に良くないという習慣があるようで常温の水が多く売られていました。また日本とは違い中国では食事の時に熱いお湯を飲むのが普通だそうです。私自身、冷たい飲み物以外が苦手で最初のうちは戸惑いましたが3日くらいすると慣れてしまったのか常温の水や熱いお湯でも平気になり今でも全く気にならなくなりました。

私が訪れた北京や大連ではキャッシュレス化が浸透しており現金を持ち歩かないのが普通だそうです。話には聞いていましたが、屋台のような小さなお店にもQRコードが置いてありスマホ一つで買い物ができるのには驚きました。日本でもスマホ決済などキャッシュレス化の流れがありますが中国のようにどこでも使えるものではないのでその点において中国は日本よりも発展しているなと感じさせられました。現金で買い物をしてお釣りをもらうときレジをのぞいてみたらほとんど現金が入っていなかったので現金を本当に使わないんだなと思いました。


中国語の授業では自身の自己紹介や簡単な文章の作成、発音の仕方などを学びました。中国語の発音は日本語には無い発声の仕方のものがありとても難しかったです。また声調の聞き分けも難しく中国語の難しさを改めて実感しました。その他にも習字や切り絵なども体験しましたが武術の授業の時に行ったヌンチャクや龍舞の体験がとてもよく印象に残っています。


研修に参加する前までの私は、中国は危険で怪しいという否定的なイメージしか持っていませんでした。しかし実際の中国は食事もおいしく美しい景色や建物もあり、最初は日本とは違う習慣に戸惑うこともありましたがとても素晴らしい国であると今は思っています。今回の研修はとても良い思い出となり参加してよかったなと心から思っています。今では他の国も見てみたいという興味も湧いていますが、まずは中国語をもっと勉強してもう一度中国を訪れたいなと思っています。

一覧へ戻る