海外留学制度
マルタ共和国(総合英語:2単位)
研修先 | マルタ大学 |
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期 間 | 8月下旬から3週間(前期) |
マルタ共和国語学研修感想文:経営学部経営学科 中山 薫
私がマルタ語学留学に行こうと思った理由は、海外の人と英語で会話をしてみたかったからです。英語をほとんど実用したことがなく、今までせっかく学習してきた英語を使わないというのはもったいないと思いました。また、ヨーロッパへ行ってみたいという願望が留学をしたいという気持ちの後押しになりました。
実際にマルタへ行って初日の授業を受けると、先生の英語を聞き取って授業に着いていくことがやっとでした。寮のルームメイトとも必要最低限の会話しかできず、3週間上手くやっていくことができるかどうか不安を覚えました。自分の話す英語が正しいのかどうかがわからず、失敗を恐れて相手の話を聞くことで精一杯になっていました。マルタの習慣にも慣れず、戸惑いばかりで疲労が大きかったです。
しかし、日を重ねるうちに土地にも言葉にも習慣にも慣れて、色んな国の色んな友達ができました。授業では様々な国の人と数人で、一つのテーマに対してそれぞれの意見や考えを話し合ったり、ゲームをしたりしました。自分では思いつかなかったその国ならではの考え方や想像力に感化されて、刺激を受けました。また、色んな人と話すうちに失敗を恐れずに自分から話すことで英語を話す力が上達することに気が付き、気持ちが一気に前向きになったように思います。積極的になったことで英語を話す力が上達していることを日々実感することができました。また、授業終わりに友達と一緒にご飯を食べに行ったり、観光に行ったり、プールに入ったりして毎日マルタの文化や歴史を堪能することができました。ルームメイトとも雑談で盛り上がることがしばしば増えて、一緒に買い物に行ったりお互いにご飯を作り合って食べたりすることで距離がすごく縮まったように思います。留学を終える頃にはマルタを去ることがとても寂しく、日常だったちょっとしたことまで尊く思いました。マルタを出発する前の日の晩は友達みんなで集まって遅くまで思い出話をして、名残惜しさからなかなか別れを告げることができませんでした。今までで一番短い三週間だったように感じました。
この語学留学を通して沢山の事を学び、自信がつきました。様々な国の人と会話することができて楽しかったし、英語を通じて沢山の友達を作れたことがなにより嬉しかったです。語学留学を終えて行く前と比較すると、何事にも積極的になれたと思います。また、岡山でうまれて小・中・高・大学で岡山を出たことがなかった私が日本から遠く離れたマルタに一人で行ったという行動力が大きな自信に繋がりました。これから先、自分の行動力を信じられるし、知っている人がいなくても、日本語が通じなくても、これだけ沢山のことを学び、楽しむことができたということを自負しています。素敵な出会いがあって、思い出ができて、私自身が変わることができたと確信しました。語学留学に行って語学力だけではなくもっと大切なものを得ました。この経験をさせてくれた家族と、サポートして下さった先生方に感謝しています。